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アプリ選び

マッチングアプリが!!!多すぎる!!!!!!!

 

当方超絶素人だったためTinderくらいしか知らなかったんですが、少し調べると色んなアプリやサイトが出てくる出てくる…。

 

 

マッチングするにあたって決めていること

Hingeでは気になった人がいた場合、性別に関わらずLikeやメッセージを送ることができます。それに送られてきた側が返事をすることでマッチング成立となります。

最初に沢山の質問に答えるため、アプリ側である程度自分と合いそうな人をセレクトしておいてくれます(ありがたい)が、TOKIO兄さんも「おまえの手で漕いでゆけ」「おまえのオールをまかせるな」と歌っているので、マッチングアプリという大海に漕ぎだすためのオールとして以下の基準を決めておくことにしました。

 

  • 明らかに日本人狙いだとわかる相手は避ける(日本人「でも」好きと日本人「だから」好きなのは違う)
  • 趣味が合わなそうな相手
  • 見た目(身も蓋もないけど容姿の美醜だけでなく、雰囲気や服装で明らかにヤバそうだったり気が合わなさそうな人を弾くため)

 

1人目 / Sさん

写真にLikeを送ってくれたのでプロフィールを見に行ったら、弊大学PhD・中国の経済特区出身・旅行好き、と金持ちそうだったので会話を始めました。お金大事。

工学系の専攻だそうですが、当日のデートにバーバリーのシャツを着用してきました。

 

(高級理系チェックシャツだ!キャッキャッ!)

 

カフェではコーヒー片手に彼の趣味だという旅行の話なんかで盛り上がり、趣味や好きな映画の話をしていましたが、最後の30分くらいで

 

「なぜHingeをダウンロードしたのか?」

 

という話題を振られ(これが…マッチングアプリでデートする…ッテコト…?)とちいかわ状態。

ここで嘘をついても仕方がないので、馬鹿正直に試験後の妙なテンションでアプリをダウンロードしたことを白状。以後タイプや恋愛観の話をしていましたが、彼からの東アジア系の女性と付き合いたいとの告白でチャットで聞かれた「Are you from Japan?」を回収。最初にアクセントが日本人ぽくないね、と指摘されたのもあって胸中かなりモヤりながらお開きに。

またね~!と言って解散しましたが私から連絡することはなさそう。

 

※後日ご連絡いただきましたがGhostしました👻

 

2人目/Tさん

写真にローズ(Likeの代わりに特に気になる相手に送れる)とメッセージをもらい、プロフィールを見たところ気が合いそうだったのでマッチしました。

 

アンマンに行く直前にメッセージをもらったんですが、一か月不在の旨を伝えても連絡を取り続けてくれたためかなり好印象でした。やり取りの最中にお互い興味関心が似ていることがわかり、期待に胸を膨らませながら当日を迎えました。

 

レストランでランチをしていたんですが、

 

(Tさんめっちゃ喋る…)

 

もうこちらに話す隙を与えないんですよね。立て板に水。勢いよくベラベラと喋る様子がチャットで思ってたのと違う、いやでもだからこそあんなにチャットが続いたのか…?

そんなことを考えながら食事を終え、お互いに考古学好きなのもあって博物館へ。

Tさんは化石などにも詳しいので解説を楽しく聞きつつ回っていたのですが、人類学系のコレクションを回り始めたところで事件が…。

 

私たちが訪れたピッツリバー博物館にはツァンツァ(干し首)が展示されていたのですが、倫理的な問題により現在は撤去されているんですね。(博物館からの声明と詳細は下記で見れます)

www.prm.ox.ac.uk

 

 

その判断に関して博物館側が説明しているパネルがあったのですが、それを見てTさんは

 

「博物館側は干し首を展示していたことを謝罪するべきではないと思う。研究や教育目的でそういったものを展示することに問題はないはず。」

 

れ、レッドフラッグ*1だ~~~~🚩🚩🚩🚩🚩🚩🚩

 

Tさんが専攻していた考古学・人類学ではこういったセンシティブな問題における倫理観について学習する機会が十分にあったはず……

そもそもアプリでマッチした初対面の異性に社会でタブー視されてるような主張をしちゃダメだろ…

 

などもう考えはじめたらちょっとした言動が無意識の差別に見えてきてしまう…

しかも武器の展示に入ったら生き生きと銃に関して説明しはじめたのが決定打となり、お断り方法を考えていたらもう博物館の展示が全く目に入ってこず。

 

帰りも、部屋まで送るよ!と言ってもらいましたが「カレッジに住んでるんだよね!」と大ウソをつき送り狼を回避。

Tさんは今回のデートを楽しんでくれたようで、また会おうね~とハグして解散。私はそそくさと連絡先を全部ブロック。

 

Hingeを使ってみて

私は結局しばらくはお付き合いはいいかな、と思ってHingeを使うのをやめてしまいました。

しかし、アカウント作成の段階でたくさん質問に答えさせられるからか、マッチングする相手やおすすめに出てくる相手に的外れな人は少ない印象でした。Tinderとは違いヤリモクアプリではないため、真剣にお付き合いしたい人も多いですし、どんな相手を探しているか(長く付き合える相手が欲しいか等)も表示されるのでマッチング相手を選びやすいな、という感想を持ちました。

 

オックスフォードは小規模コミュニティなのでマッチングアプリがやりにくいのですが、また恋人がほしくなったらHingeをダウンロードしようかな、と思うほどには好印象のアプリでした。Hingeが使える地域でマッチングアプリに手を出してみたい人にはオススメです!

 

*1:英語で付き合ってはいけない人を指すスラング

アンマン食い倒れ記録

激マズ奇天烈レシピで悪名高いイギリスから中東に来てすることと言えば、もちろん…

 

食     道     楽     ! ! ! ! !

 

1年弱のイギリス生活では決して手が届かないラグジュアリーがヨルダンでは手に入る… 食べ歩かないわけがない。流石に学生の財布では毎日食べ歩きとは行きませんが、一か月の滞在中に行ったレストラン、屋台等についてまとめていきたいと思います。(※びっくりするほど写真を撮り忘れていたので気になったお店はGoogleマップとかで確認してください…)

 

ファラフェル

Jawad Restaurant / مطعم جواد

滞在先の大家さんに連れてきてもらったファラフェル屋さんです。Firas Squareの近くで、マキシムモールやCTOWNと同じ通りにあります。揚げたてサクサクのファラフェルがとっても美味しい。アンマンで初めて食べたファラフェルだったんですがイギリスで食べていたファラフェルは何だったんだ…?と思わざるを得ない美味しさでした。アラブ料理経験値がかなり低くて具体的なスパイスがわからないんですが、スパイスも程よくて食べやすかったです。大家さんがアンマンで一番というのも頷けます。

大抵のお店がそうですが、このお店もファラフェル単体だけでなく、こちらのパン、ホブズで挟むファラフェルラップとしてもオーダーすることもできるので繁華街を食べ歩きするのにも最適です。

 

Abu Mahjoub Restaurant - Jabal al-Luweibdeh / ابو محجوب جبل اللويبدة

現地滞在歴の長いフラットメイト①が連れてきてくれたファラフェル屋さんです。その子曰くアンマンで一番美味しいファラフェル屋さん。ここのファラフェルは前述のJawad Restaurantより小ぶり。味は甲乙つけがたい美味しさですが私はどちらかといえばJawadが好みでした。ここではファラフェルの他にファッテ(Fatteh)もいただきました。ひよこ豆、フムス、ヨーグルトのペーストにピタパンが混ぜ込んである料理なんですが、レモン汁をかけて食べると爽やかになってアンマンの暑い夏でも食が進みます。ファラフェルがトッピングされたファラフェルファッテもオーダーできるので、気分に合わせて頼んでみてください。

ウェイブデというレインボーロードダウンタウンに近い地域に店を構えているため、周辺を観光したついでに寄るのにぴったりだと思います。

 

朝食

Abu Jbara Restaurant / مطعم ابو جبارة

またしても大家さんご家族に連れてきてもらいました。伝統的なアラブの朝食が味わえるレストランです。中はホテルの朝食会場のような広々として程よく落ち着いた雰囲気です。かといって敷居が高いわけではなく小さい子供を連れた家族もたくさん見かけました。

ここのメニューはフムス、ファラフェル、ファッテ等の朝食の定番メニュー十数種類とサンドイッチ数種という構成です。注文するとアツアツのホブズが無料でついてきました。しかもおかわり無料。イード休暇中だったからか大家さんご家族のように4~10人くらいで朝食定番メニューを色々頼んでシェアして食べているテーブルが多かったような気がします。これもあれも試してみな、と大家さんご家族が薦めてくださった中で一番気に入ったのはムサバハというフムスによく似たペーストに、ひよこ豆やオリーブオイル、アーモンド等がトッピングされたもの。大家さんによると、ムサバハはそのまま食べるかファラフェルにつけて食べるものでパンは使わないそうです。基本的にはフムスと似た味なのですが、少し緩いくて粗めのテクスチャです。味わいもフムスと比べるとあっさり目だと思います。アンマン1のレストランなので当然フムスも美味しかったです。他店と比べるとしっかりした固めのテクスチャで、(フムス界では)食べ応えがあります。

テイクアウトもやっているようで、長い列ができていました。ウェブサイトによるとファラフェルやフールのサンドイッチを提供しているそうです。

 

Hashem Restaurant Down Town / مطعم هاشم

観光客みんなここ来てる(偏見)

ダウンタウンにあるレストランで、キングファイサル通りから走る細い路地に店舗があります。レストラン自体は路地の少し奥にありますが、レストランの前から大通りまで路地裏にもテーブルがあります。観光客だけでなく地元の方にも人気なようで常に半分くらいはテーブルが埋まっているような印象です。

ここはフムスが人気のようで、私もフムスとファラフェルをチョイスしました。ここもメインを頼むとホブズと付け合わせのカット野菜が出てきます。そしてホブズはおかわり無料。残念ながらアツアツではないですが、それでも十分ありがたいシステムです。

これで2JD(400円相当)とお財布に優しい仕様。

ここのフムスは前述のAbu Jbara Restaurantよりも滑らかなテクスチャでした。味自体もしつこくなく飽きの来ない美味しいフムスでした。ファラフェルも揚げたてサクサクで美味しかったです。ファラフェルをフムスにつけて食べたり、付け合わせで出てきたトマトや玉ねぎと一緒にホブズに挟んだりして食べました。味自体は個人的には前述のファラフェル屋さん2つのほうが美味しく感じたので、そちらに行く予定があればわざわざ頼むほどではないかな、と思います。

観光客が多いので一人で来ているお客さんもいますし、路地にもテーブルがあるためフラッと入りやすい良い意味で敷居の低いレストランだと思います。朝食というカテゴリですが24時間営業らしいので昼でも夜でもダウンタウン観光のついでにサクッと寄ってみてください。

 

Al-Quds Restaurant/معطم القدس

SNS等でエルサレムレストランと呼ばれているところです。ダウンタウンのHabibah Sweetsの横にあります。観光客も多いようですが、地元の人もたくさん来ているように思えました。ここではフラットメイト②とマンサフを食べました。マンサフとは発酵させた乾燥ヨーグルトソースで調理した羊肉を米かブルグルと食べる料理*1で、フラットメイト①曰く唯一のヨルダン料理だそうです。

マンサフ。薄いパンの下に羊肉が隠れている。写真左上にあるのがヨーグルトソース。

ここが私のOne & Onlyマンサフだったため、他と比べることはできませんが一緒にいったフラットメイト②(マンサフ経験値が高い)は、ここのマンサフは一緒についてくるヨーグルトソースが少し苦め、と言っていました。ヨーグルトソースと書きましたが、一般的なヨーグルトの爽やかさや酸っぱさよりは、ハードチーズが液体になったような味がします。ダウンタウンやウェイブデに宿泊している場合かなりアクセスが良いですし、ヨルダンらしい料理を食べようと思い立ったら是非立ち寄ってみてください。

スイーツ

Habibah Sweets / حلويات حبيبة

ここもね、観光客みんな来てます。(偏見)

クナーフェが有名なお店で、ダウンタウンに数店舗、それ以外にもアンマン市内に複数店舗あります。私が行ったのはダウンタウンエルサレムレストランのすぐそばの店舗です。ハーシムレストランからも徒歩3分ないくらい。夜8時くらいに行きましたが地元の家族連れや観光客でにぎわっていて、店の前は2階のカフェスペースに座れなかったお客さんでいっぱいでした。持ち帰りしているお客さんが何人かいたので持ち帰りもできるみたいです。

カフェに座れなくて道端でクナーフェを食べる回

私が行ったときは10㎝四方かもうちょっと大きいくらいのクナーフェが0.75JOD(約150円)でした。中東スイーツ界では控えめな甘さだと思います(つまり甘い)が、半分くらい食べたところでコーヒーか紅茶が欲しくなり、2人でひとつで良かったかもしれないという考えが頭をよぎります。そうは言いつつも、スタバの抹茶ラテとか甘くて飲めないタイプの筆者でもここのクナーフェを食べきることができたので、甘いものが苦手でもチャレンジしてみる価値はあると思います。

注文の仕方ですが、店の奥のレジで注文、支払いをすると店員さんが注文票を渡してくれるので、それをクナーフェの鉄板担当の店員さんに手渡す形になってます。レジ前にメニューが無いので事前にネットでメニューを確認しておくと吉です。上の生地がきめ細かいタイプか粗いタイプ、両方を半分ずつ食べるか選べるので好みがある場合は是非伝えてください。筆者が行った際にクナーフェ!とだけ伝えたら細かいタイプが出てきました。

青い看板が目印

 

ベーカリー

Al-Gaith Bakery / مخابز الغيث الآلية

CTOWNという大きいスーパーの横に店を構えています。Al-Gaith Restaurantというレストランに併設してあり、レジのおじさんも結構英語が話せるので一見さんも入りやすいです。アンマンのパン屋はパン屋というにはパンの種類がないしビスケットやマアムールといったお菓子の品ぞろえが良い気がしますが、こちらは比較的パンをたくさん置いているパン屋寄りのベーカリーです。店内だけでなくお店の前にも石窯があって、朝に店の前を通るとその窯でもパンを焼いている気配がします。

フラットメイト①がくれた全粒粉ホブズが美味しくてどこのホブズか聞いたらこの店だと教えてもらって以来行きつけになりました。こちらのベーカリーらしく、大小サイズの違うホブズやサージ(極薄のパン)やカアク(パン)があるのはもちろん、小ぶりの食パンやバゲットのような洋風のパンも置いてあります。そして、ここはかなりふわふわで甘さが感じられる、日本人が好きなタイプのパンが多い気がします。

クッバ。味はカレーパンに近い。

また、カアク(ビスケット、紅茶やコーヒーに浸して食べる)やグリッシーニのようなスナック類の品ぞろえが豊富で量り売り方式なので気になるものを少しずつ試せるのが良いと思います。私のお気に入りは楕円形のビスケットで、たまごぼうろのような素朴で懐かしい味でついつい手が出てしまいます。フラットメイト①は牛乳に浸して食べるのが好きだそうです。

ここでは小さなカアクも売っているんですが、見た目が可愛いだけじゃなくて、ほのかにシナモンが香るたまごぼうろ系の味で普通のカアクよりも美味しいと思いました。これらのビスケットはそのままでも十分美味しいですが、もともと浸して食べるビスケットのようなのでぜひコーヒーや紅茶のお供に食べてみてください。

レジのおじさん一押しのチーズクロワッサンを名乗るデニッシュパン。
チーズはほぼ入ってない。

 

そのうちまた更新していきますがとりあえずこのあたりで一区切りつけたいと思います。

 

ヨルダンに行く回

ヨルダンの首都アンマンで1か月アラビア語を学ぶぞ~!と思い立ったものの、ネットの海をトロール網漁しても掛からない掛からない、アンマン語学留学情報!

1学年上の先輩にメールして得た語学学校と滞在先情報、ヨルダン駐在妻のみなさんのブログ、Twitterヨルダン界隈(?)パトロールで得たアンマン所感だけを頼りに女子学生単身語学留学!というドキドキワクワク☆ドキュメンタリーです。

 

今回はヨルダンに着くまでをご紹介したいと思いますが、主がそもそもイギリスで院生をやっているのでスタート地点が日本じゃないのだけ大目に見てください。

 

 

ドキドキ出国

荷造りをし地元からヒースロー空港直通のバスを使う予定だったのでバス停でワクワクで待っていたところ、第一の難関、ホリデーと鉄道ストライキによる渋滞で乗る予定のバスが一時間ほど遅れて到着することに。余裕を持って予定組んでてマジで良かったな…と前日の自分に感謝していたところ、語学学校から連絡が入ります。

 

「Eid al-Adha(犠牲祭)*1のホリデーに入るのでコースの開始が1週間遅れることになります。スケジュールは明後日送ります。」

 

ハ!?!??????!???????!?!?!???

 

ラマダーン月の期間が宗教家の新月観測で決まる*2から多少流動的なんだろうけれども、けれども!留学期間の希望を聞いた時に「ホリデー入りそうだから避けたほうがいいかも」みたいな提案をなぜ頂けなかったのか…?航空券やアパート契約期間もあるので出発時期を変えたりはしませんでしたが、なぜ…?これが異文化交流ということ…?と釈然としない気持ちを抱えつつも、年に1度のホリデーなんてラッキー!1週間観光したり生活基盤整えるぞ!と乙女ゲームのヒロイン並みの切り替えの早さを発揮して、アラビア語勉強合宿から観光も楽しむ語学留学へと旅の目的を変えてヨルダンに向かうこととなりました。

 

宇宙ネコになったり乙女ゲームヒロインになったりしている間に遅れて到着したバスに乗り込んでからは終点のHeathrow Central Bus Stationまで昼寝をしていればつきます。

 

今回使用したトルコ航空はターミナル2発でした。事前に入れたトルコ航空のアプリでセルフチェックインを済ませても結局荷物を預ける列に1時間ほど並ぶことになり、ここでも早めの行動の大切さを痛感しました。保安検査場を通過してからはゲートがわかるまで1時間半ほど免税店を冷やかしたりTwitterをパトロールしていました。フリーWi-Fi大好き。

 

そんなこんなでゲートを抜けいよいよ飛行機に搭乗!22時過ぎ発だったので寝るまで音楽でも聴こうかな…♪と思っていたのにまったくイヤホンジャックが見つからないというトラップ。しかも私一人ではなく視界に入る限り乗客全員がこのトラップに嵌まっていたのでイヤホンジャックがそもそもなかった可能性があります。iPodとかwalkmanってこういう時に必要なんですね…

イヤホン片手に格闘しているうちに、機内前方に機内食を配り始める気配が…!

機内食が美味しい、パンが温かい、という情報を得ていたため期待をしていたのですが、本当にパンが温かい!トングから受け取ったときに思わず感動しました。

トルコ航空機内食。Snackと書いてあった割に一食分のボリューム。

メインは野菜を選択。小鉢に入っているカレー味のフムス?豆カレーのペースト?がかなりポイント高かったです。カレー味って間違えようがないもんな。ちなみに青いラベルのパッケージに入っているのは飲料水です。独特な容器ですがおちょこだと思ってグイグイいきましょう。

 

21世紀の苦行 9時間No Wi-Fiトランジット

機内食を堪能し仮眠をとれば朝の4時頃にイスタンブール空港に到着です。しかしここからが正念場。イスタンブール空港では無料Wi-Fiが1時間しか使えないのです*3。そこかしこでWi-Fiが拾える日本で育ったMZ世代にはなかなか厳しいものがあります。なにせスタバですら無料Wi-Fiがない。免税店を冷やかして時間を潰すことにも限界があるので、私のように次の便まで10時間近くある場合には、本を持ってきたり事前にポッドキャストや映画をダウンロードして置くとあまり退屈せずに過ごせると思います。

ちなみに無料Wi-Fiへの接続自体は、そこかしこにあるWi-Fiと看板を掲げた機械にパスポートをスキャンしてWi-Fi接続用パスワードを発行してもらい、それをスマホ等で入力すれば簡単にできます。

 

ちなみに世知辛いのはWi-Fi事情だけではありません。飲食物がどれも空港特有の値段設定であることを差し引いても高く設定されているので腹は膨れど懐は痛みます。筆者はスタバでアイスソイラテを買いましたがトールサイズで1000円弱してレシートを2度見しました。軽食類も、例えばバゲットサンドやサラダが1500~2000円だったので事前に持ち込んでおく方が無難だと思いました。

私もリンゴを持ち込みましたがそれだけでは満足できず、フードコート内の大抵のお店でお手頃価格で売られている「Simit(シミット)」を食べてみたところこれが個人的にかなり好きな味だったのでシェアしたいと思います。

違うお店のシミットは似ているようで味や形が微妙に異なる。

早朝ご飯&ブランチの時に違う店舗から1つずつ購入しましたが、微妙な違いはあれど基本的には、ゴマと弾力がマシマシになったセサミベーグルのような感じです。ゴマの香ばしさと共に、チーズのような味もしてかなり美味しかったです。

 

イスタンブール

ようやく10時間に及ぶ乗り継ぎが終わり、アンマンへの飛行機に乗り込みます。

ロイヤル・ヨルダン航空で行きました。機体は国内線で見かけるような一般的なエアバスだったのですが、ここでも機内食に感動しました。なんなら上記のトルコ航空の上を行く仕上がりでした。

ロイヤル・ヨルダン航空機内食。今回のメインはチキン。

メインのチキン(料理名がサッパリ)が全くパサついておらず、しっとりぷりぷりでそれにまず驚きです。味付けはカレーっぽい味でこちらも絶対に失敗しないやつ。特にすごいと思ったのが左上のデザートです。スポンジケーキに数ミリのクリームとカルダモンらしきパウダーが乗っているだけなのですが、これが絶品。スポンジケーキがとってもしっとりしていて、クリームも甘すぎずカルダモンも主張しすぎずという、シェフを呼びたくなる完璧な美味しさでした。機内食のためにロイヤル・ヨルダン航空を今後も利用しようと決意したほどです。

 

アンマンについてから空港を出るまで

イスタンブールから2時間もすればアンマンに到着。

パスポートコントロールでは国籍、目的(今回は語学学習)、滞在先の住所などを聞かれただけでサクサク終わりました。書類とかもパスポート以外何も見せずに終わったので拍子抜けしたほどです。日本のパスポートは強くてありがたいですね。

その後は荷物を受け取って、ヨルダンディナールへの換金を済ませ、SIMカードを買いました。もちろんアンマン市内にも換金所はありますが、SIMカードを買う時や空港を出てからのタクシー等でも現金があったほうが便利ですし、レートには目をつぶって空港で換金するのが一番現実的ではないかと思います。

預け荷物受け取りの場所を抜けると3社くらいSIMの会社が並んでいるので、それぞれ好きな会社のSIMを買うのが良いと思います。私はOrangeがヨルダン内で1番カバー範囲が広い*4とのことだったのでOrangeを選びました。20GBで15JOD(約3000円*5)か60GBで30JOD(約6000円*6)の2択でした。他の会社は見てませんがZain、Umniahという会社がメジャーなようです。SIMカード購入後にカウンターの店員さんがSIM交換もしてくれました。変更前のSIMが欲しいようであれば一声かけると新しい電話番号等と合わせて手渡してくれます。

 

私は語学学校の方が迎えに来てくださったので、タクシーは拾いませんでした。語学留学で来る場合は色んな学校が空港からの送迎もしていますし、空港から市内へのバスも出ているのでお好きなほうを選択すればよいと思います。

 

懐かしい顔と再会。イスタンブール空港にて。



*1:詳しくはイード・アル=アドハー - Wikipedia

*2:参照ラマダーン - Wikipedia

*3:無料期間を過ぎたら購入することもできます。

*4:参照Buying a Sim Card for Jordan in 2023 - Traveltomtom.net

*5:2023年6月下旬の為替レート

*6:Ibid.